「言葉」ではなく「気持ち」で伝える

昨日はコーチングのセミナーに参加してきました。

そこで、学んできたのが「真実の自分でいる」ということでした。

あらかじめ聞いていたテーマは「プレゼンテーション」ということだったので、どう上手く自分を見せるのかということをやるのかと思っていたら全く違うないようでした。

人はいつも相手にどう伝わるかを意識して自分を語ります。

私も人の顔色をうかがって話す癖がある人間なので、相手が自分の話を気に入ってくれるかどうかを常に頭のどこかで考えていたりします。

でも、相手の顔ばかり伺っていると「真実の自分」がなかなかだせなくなってくるのではないでしょうか?

どこか上っ面だけ取っ付きやすい表面的な話ばかりすることになってしまわないでしょうか?

昨日のセミナーで最後に取り組んだのが自分が心から語りたいことを話すということでした。

講師の方から出されたお題は「24時間以内に自分が死ぬとしたら、あなたは何を語りますか?」

最初は何を話そうか迷っていましたが、私の前で話す参加者の方々それぞれが涙を流しながらありのままの自分を出すのを見て、自然と話す内容は決まりました。

自分の望みを外に出すことの大切さを自分の苦い経験の告白を交えて話しました。

誰にも話したことのないようなことも心から溢れるように出てきて、プレゼンテーションが終わる時にはぐったりとしていました。

上手く伝えようなどということはもう意識の外にあって、ただ気持ちを表にだしていただけなのですが、普段伝わらないような深いレベルの気持ちが相手に届いたように感じました。

私も普段から「上手く話そう、上手く話そう」と表面的な技術にとらわれがちなので、自分の「気持ち」をストレートに表現するということの大切さに改めて気付かされました。

表面的な「言葉」ではなくて「気持ち」が伝わった時にこそ人は動くのだと思います。

これからはもっと気持ちのエネルギーをのせたプレゼンテーションが出来ればと思います。